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下宿先の部屋

 ある芸術の専門学校に行くことになり、そこに通うための下宿をさがしていたところ、ちょうどいいアパートが見つかる。コンパクトだけどなかなか使いやすそうだ。建物の感じも場所も私の好みである。

 この学校はみんなでそろって受ける授業などはないらしい。グループを作り、やりたいテーマを追求をする。先生も教科書もない。そのようなものが学校と呼べるのだろうか?と少々疑問に思う。門のところで歌のグループのメンバーがそれぞれ思い思いに練習している。かなり先鋭的な考え方を持っている人たちらしい。

 下宿は外側も内側も一見新しそうに見えるが、実は結構年数がたっているので、掃除のついでに害虫の駆除をしておいた方がいいと言われる。わたしは部屋に泡状の殺虫剤を撒く。この泡はしばらくすると消え、毒性も残らないというが、一応あとで掃除機をかけておいた方がいいかなと思う。

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