星型の札
わたしは住居とは別に部屋を借りることにする。そこは高層マンションの一室で、わたしにとってある重要な場所をすぐ眼下に見下ろせるところにある。マンションの外観はよくわからない。というのも、自分の部屋にはいつも地下道を通ってその建物の地下に行き、エレベーターで部屋の前まで直行するからである。その部屋で女性と会う。30代~40代に見えるが、とても長く生きている人らしい。彼女は星型の札をわたしの身体のあちこちに貼るとこんなことを言う。「あなたにはまだ足りないところがあるから、これを貼っておく。ちょっとその意味を考えてみて。」それはなんとなくわかる気がした。「ところでここに来ればまたあなたに会えるの?」「あなたがそれを望むならね。」そこで初めてわたしは彼女の顔を見る。たしかに以前どこかで会ったような気がする。
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