スクナヒコナ

 知り合いの一人がある人についての記事を書くのだと言う。知り合いはその人と一緒にしばらく活動したのだけど、全く目立たないのにあまりにユニークなその存在に感動したそうである。是非とも目立たないその偉業を世間の人に知らせたいと言っている。


 それでわたしもその人に会うことになったのだが、とにかく彼は体の小さな人らしいのだ。その人の乗っている乗り物を見せてもらうと、四角い箱みたいだがどこかよくわからない形である。横から見るとぺらぺらで、これに乗れるのっていったいどんな人だろうと思う。

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ヤサカ

 そこは海とか湖が近くにある場所で、建物の中に十数人の人が集まっていました。その中のひとりがわたしの顔を見て「眼鏡がずれている」と言います。わたしはサングラスのような黒い眼鏡をかけていたのですが、左目のレンズの球が変な形をしていて裸眼が出ていました。それでも普通に見えるのでそのままにしておくと、しばらくして天井が開いて空から白く輝く熊が降ってきました。

 すごく不思議な感じがしたのでまわりの様子をうかがうと、「見た?小さい女の子だったね」と知り合いの二人の人たちは言っていました。あれ?わたしの見たのは熊だったんだけどと思い、さっきの人に尋ねようとするとその人はもういませんでした。

 次の日どこからか知らせが来て、昨日の場所を荒らしている者がいるというので、わたしは現場に向かいます。するとものすごく凶暴な女性があらゆるものをめちゃめちゃに破壊していました。顔が知りたかったけど、何故か躊躇して見ることができませんでした。

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大陸

初めに差し出されたのは紅い飲み物だった。
とろりとした甘酸っぱい飲み物、柘榴の果汁のような。
好きな味なのでごくごくと飲み干す。

次に渡された飲み物は白っぽい色をしていた。
飲んだことのない味。馬乳酒というもののようだが、
よくわからないままひたすら飲み続ける。

気がつくとわたしは
楼閣の中の見晴らしの良い所に立ち
大地がどこまでも続いているのを眺めている。

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陶土

 温泉の湧き出る土地にある保養所のようなところに、数人で合宿生活をしている。そこはスポンジのような素材を産出する場所である。とても軽く便利な素材で、水を含むと表面が滑らかになり、形を自由に整えることができる。白い陶土のような質感である。

 このような便利な素材の特性をなんとか自分の中に取り入れることができないだろうか?わたしはそれを呑み込んでみる。そしてやはり、消化できないものは呑み込んでもダメだと気付く。これは身体の外にあるものだ、と。

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赤福

団子屋でよもぎ団子を食べる。きな粉がついていて、素朴な昔風の団子。店の様子を良く見ようと注意を向けると、場面が少し変わる。

伊勢の赤福本店。わたしは、「赤福は美味いが餅が柔らかすぎるし、餡もさらしすぎている」と思う。

しかし、毛嫌いすることもない。

誰かがそう言う。

餅の中にもとのエッセンスは残っている。彼らはそれをもとに新たなものを作ったということだ。あなたがそこから学ぶことは多いだろう。

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石室

 広い居間の中央に椅子が3客置いてある。両脇の椅子は一人掛けで、もうひとつのには2、3人掛けることができる。布張りでくつろげそうな感じのいい椅子。正面にはテレビが置いてあるが、映るかどうかはわからないし、映るとしても興味深い番組は放送していないので、そこにいた人たちはバスでどこかに出かけようとする。わたしもそのバスに乗る予定だったのだが、ごちゃごちゃと混んでいて乗り損ねてしまう。何が何でも乗りたいとは思わなかったので、そのまま家に帰る。

 帰ってきた場所は何人かの人たちと共同生活をする施設らしい。女の子とおじいさんが話をしている。さっきのバスでやってきた人たちだ。女の子はおじいさんと上手く話ができなくて泣きだしてしまう。その泣き声ではっと我に返ったようにおじいさんは正気を取り戻す。あまりにバスが混んでいたせいで酔ったのか、おじいさんは気がおかしくなっていたようだ。

 その施設の石室のような部屋に行く。空気の感触は冷たいが、気分は悪くない。ここは何か別の次元への入り口のような気がして好きな場所なのだ。友人がタロットカードを取り出して枚数がちゃんとあるか点検をしている。わたしはタロットの12が何のカードだったかどうしても思い出すことができない。そのまま石室を出ようとすると、蝙蝠がわたしの背中の左側に咬みつく。

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田舎の一軒家

 最終便の終わったあと、車庫に戻るバスに乗ってその家に着いた。田舎の一軒家で、あたりには人の気配もない。森閑とした空気が心地よく、その家で久しぶりにぐっすりと眠る。心地よさの中、明け方夢を見る。朝もやに包まれ、わたしは昨晩乗ってきたバスの中でまどろんでいる。いけない、このバスに乗っていてはまた元の場所に戻ってしまうと思い、あわてて目を覚ます。夫は既に起きて居間の掃除をしているらしい。わたしはクローゼットのある部屋に行き、着替えをする。天井に近い壁の隅に埃がついているのを見つけて、こちらも掃除してほしいと頼む。

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燃料チップ?

  その家の大きな窓からは空いっぱいにかかる虹が見えた。最近、空に虹のかかることが多いと聞くが、こんな大きな虹は今まで見たことがない。

 わたしはその家の犬を散歩に連れていくために外に出る。黒っぽいブルドッグのような犬は、低い唸り声を上げながらどんどん先に行ってしまう。

 小綺麗で感じの良いカフェやブティックの入っているビルの前に来る。あろうことか犬はその入り口に糞をする。そのまままたすごい勢いで先に行こうとする犬を制して糞の始末をしようとすると、糞は瞬く間に変化して細かい石炭のようになる。ある種の鉱物のように硬質な光を放つ。また、それは燃料チップのようにも見える。

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セミナーハウス

そこは大小様々な部屋のあるセミナーハウスのような場所で、中には宿泊施設もある。
7、8階建ての建物で、エレベーターはないようだ。階段を上り下りすると、途中の階は駅につながっていることがわかる。(つまり、駅ビルのような建物なのだろうか)

比較的大きな部屋でのミーティングに参加する。学生時代の友人の顔も見える。それとは別に、わたしはある人と計画を立てている。小さな方の部屋で彼女がひとりで企画を練っているので、ミーティングを抜け出しそちらの方の様子を見に行く。

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二次元の蛙を三次元に解き放つ方法

 わたしは教室にいる。授業が行われているようだ。ホワイトボードに「二次元の蛙を三次元に解き放つ方法』と書いてある。

 蜥蜴のことなら少しは知っているけど、蛙のことはよくわからないなとわたしは思う。「蜥蜴ではなく、今回は間違いなく蛙を使うんです」と誰かが言う。そして、ぺらぺらの紙でできた蛙を渡される。

 おとぎ話的に言うと、これは王子にかけられた悪い魔法を解くことなのだが、そうではなくて別の意味を探さなくてはならない。そういう課題なのだ。

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